水は命の源です。
わたしたちが普段口にしている水のことをもっとよく知ることで大切な水について、もっと理解を深めよう。
・水質環境について
環境省では、人の健康を守るために水質の安全基準をつくっています。
また、汚染が進行していない地域についても、現状より悪化することとならないように環境基準を設定しています。
地球上には約13億3800万立方キロメートルの水があります。
わたしたち人間が飲用水として使える水はわずか0.01%~0.02%です。
かぎりある資源を、わたしたちは大切に使う必要があります。
ミネラルウォーターなど飲料水でよく軟水(なんすい)や硬水(こうすい)といったことを見聞きすることがあると思いますが、この軟水と硬水の違いをご存知でしょうか?
基準となるのが水1リットル中に含まれている「カルシウムイオン」と「マグネシウムイオン」の量を表す硬度と呼ばれるもので、この硬度が低い水を軟水、高い水を硬水というように分類しているわけです。
水の硬度によって料理の味にも影響していきます。
水は、命のみなもとであり、人の体の約60%を水が占めています。
体内の水は一ヶ所にとどまることなく、血液などの姿で体中をめぐりながら各細胞に栄養分や酸素を送ります。
私たちは体から出た水分を毎日おぎなわなければ、たちまち体内が水不足になってしまうのです。
人間は、たとえ食べものがなくても水と睡眠さえしっかりとっていれば、2~3週間は生きていられると言われています。
でも水を一滴も取らなければ、わずか4~5日で命を落としてしまうのだそうです。
地球全体に、1年間に降る雨の量は、
約505兆立方メートル。
空にただよっていた水蒸気は大体10日くらいで雨になります。地上に降った雨は、ゆっくり土にしみこんで地下水になります。
地下水は、地層のすき間や岩石の割れ目を流れていくので、地下水の進む速さは、その地層や岩石の性質によってちがいます。数か月でわき出すものもあるし、数百年かかるものもあります。地下数百メートルより深いところを流れる地下水は、それよりももっと長い時間をかけて、ゆっくりと流れていきます。
私たちが生活していくうえで、水は必ず必要なものです。
意識しなくても、呼吸をすれば大気中の水が体内の取り込まれますし、家の蛇口をひねれば、水道水が出てきます。
このように恵まれた環境になれた私たちは、あまり「水」について深く考える機会が少ないように感じます。
しかし、このように大切な「水」のことを知らなくてもいいのでしょうか?
これから長い人生の中で、常に私たちの身近にある水のことをもっと詳しく知ることは、とても大切なことかもしれません。
【水】まる分かり情報サイト ~水のすべてが分かる!種類や専門知識、役立つ情報 参照